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オリンピックの準備    2017/03/15

 私は、海外の都市で電車やバスを乗り継いで一人で目的地に行くことができる。これは、電車やバスと駅に番号がつけられているからだ。また、ターミナル駅で乗り換えるときに、駅構内の案内に番号で電車名が表示されているため簡単なのだ。乗り換えをする時、「9、9、9、9、私は、9番の電車に乗ればいいのね。じゃあ、あっちに行けばいいんだな。」と探しやすく、何人(なにじん)でも読める。これは、電車や駅を固有名詞で呼ぶよりも無味乾燥だが合理的である。この風習に慣れた国の人たちは、日本に旅行で来ると、乗り換えのしづらさを感じる。目的地に行くために必要な情報が「Yamanote Line」や「Shinjyuku Sta.」などと文字で与えられると、理解、記憶、処理しなければならない情報は、それが数字で与えられるよりも複雑になる。だから、東京オリンピックを成功させるために必要な準備の一つは、電車や駅に番号を振り、案内表示を番号ですることである。


 番号による目的地到達は、プログラミング的である。2つの道のうち、左に行くならば0、右に行くならば1という選択を連続していくつか行うことは、想定選択肢が無数にある固有名詞の中から選択決定を繰り返すよりも簡単である。このことから、数による道案内の合理性が言える。


 また、英語には、「意味の結合による単語」が多い。例えば、おにぎりのことを米の球(rice ball)、お湯のことを「熱い水」(hot water)、ハマチのことを「黄色いヒレ」(yellow fin)などと呼ぶ。ある街や土地に名前をつけるとき、「塩の湖の街」(Salt Lake City)、「死の谷」(Death Valley)などとつける。これらは、名前自体が見た目や特徴を説明している語である。また、この名づけ方の傾向は、情報伝達や思考のための道具として言語を使っている表れで、目的のために合理的な行動をとる、数による道案内に通じる。