気づき・学び・神経の繋がり

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『医者、用水路を拓く』(中村哲著)を読んで   2017/02/27

 人々を救うため、アフガニスタンを訪れた医師は、現地人の実態に合わせ、医療の前に、水と食料の確保に尽力した。農作物の生産に欠かせない用水路の建設を成し遂げると、人々は、中村医師に礼拝堂の建設指揮を依頼した。ここには、生きるために必要なものの順序が現れている。人は、水、食料の次に神様を求めたのである。これは、宗教が意識されない日本では意外なことだが、人類の歩みを振り返れば不思議ではない。火、石器、描画、歌と踊り、星の観察らと同様に、信心は言語や計測以前からあっただろう。心の平安の為に、信じるものとつながることは、それほど重要なのである。